
7月に東京証券取引所の新興企業向け「グロース」市場に株式を上場したフラー(新潟市中央区)は12日、2025年6月期の単体決算を発表した。プロジェクトの受注と納品が順調に推移したことから、売上高が前年比32・4%増の20億800万円となった。売上高、営業利益、経常利益とも11年の創業以来過去最高。
スマートフォンアプリなどのデジタル関連の企画・デザイン・開発を行う「クライアントワーク」では、着手していた大型案件が収益化したことや、大口の新規取引があったことで大幅な増収となった。「アプリ分析サービス」は前年からほぼ横ばいだった。
販売費や一般管理費を抑制して、営業利益は約15倍の1億8900万円...
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