県内地場証券主要2社の2025年9月中間決算が出そろった。第四北越フィナンシャルグループ(FG)傘下の第四北越証券(長岡市)、岡三にいがた証券(長岡市)はともに増収、最終増益だった。株価上昇を背景に、株の売買に伴う手数料収入の増加などが寄与した。

 第四北越証券は売上高に当たる営業収益が前年同期比1・2%増の25億1600万円。株式の委託手数料のほか、信託報酬が増え、投資信託の販売手数料の減少をカバーした。賃上げや取引関係費の増加で経常利益は減少したが、純利益は3・9%増の7億8400万円となった。

 岡三にいがた証券は営業収益が前年同期比5・8%増の24億4200万円。純利益は7・2%増の5億9600万円。投資信託の販売手数料は...

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