新潟県は、県立公園内で民間事業者が飲食店などを営業し、収益の一部を園内整備に充てる「パークPFI」(公募設置管理制度)の導入に向け、13日までに参加事業者の公募を始めた。県による公募は初めてで、対象は鳥屋野潟公園鐘木地区(新潟市中央区)。来年2月上旬には事業者を選び、早ければ2027年度の事業開始を目指す。

 鳥屋野潟公園鐘木地区の事業では、園内の多目的広場(1万3600平方メートル)とメイン広場(1万400平方メートル)を対象に、カフェやレストランといった飲食施設のほか、新たな駐車場と園路、遊具の整備を公募の必須条件とした。これらとは別に休憩や物販の施設、日よけなどは任意で提案してもらう。事業期間は最大20年。

 飲食施設の整備は...

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