出穂期を迎え、水が供給される田んぼ=14日、新発田市
出穂期を迎え、水が供給される田んぼ=14日、新発田市

 6月からの高温渇水で県内の水稲への影響が懸念されていたが、今月の大雨により14日現在、平場を中心に品質、収量への影響は一定程度回避されたとみられることが県への取材で分かった。ただ収穫までの天候次第では被害が出る恐れもあり、県は出穂期前後の現在、水管理の徹底を農家に呼びかけている。

 県農産園芸課によると、これまで天水田などで稲が枯れたところもあった。しかし今月5日からの雨で、多くの平場では渇水の影響は回避されたとみている。県農産園芸課の瀧澤明洋参事は「高温渇水の影響は一定程度軽減されている。収量・品質が確保されることを期待したい」としている。

 ことしは6、7月の平均気温が観測史上最高だった上、...

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