「古民家民泊あさひ」で談笑する大村久美子さん(右)と祐司さん=佐渡市水渡田
「古民家民泊あさひ」で談笑する大村久美子さん(右)と祐司さん=佐渡市水渡田

 好きな都市、心地が良い街を行き来しながら暮らす-。そんな新しい移住の形が生まれている。都市と地方、あるいは地方と地方それぞれに拠点を持つ「2拠点居住」だ。佐渡市は民間企業と手を組み、こうした関係人口を育てようとしている。年間の一定期間を佐渡で過ごし、働き、楽しむ人たちがいる。「半分佐渡もん」とでも呼びたくなるような暮らしぶりを垣間見た。

 小佐渡の山並みや田園風景を望む一棟貸しの宿「古民家民泊あさひ」(水渡田)。大村久美子さん(65)の実家をフルリノベーションし、2019年に開業した。夫の祐司さん(62)と共に、...

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