作成した紙芝居「10ちゃんのかえりみち」を手にする井口千明巡査長=南魚沼署
作成した紙芝居「10ちゃんのかえりみち」を手にする井口千明巡査長=南魚沼署

 子どもたちに防犯意識を高めてもらいたい思いで、南魚沼署員が手作りした紙芝居が好評だ。「知らない人にはついて『いか』ない」「知らない人の車に『の』らない」などの防犯合言葉「いかのおすし」の意味を覚えてもらおうと作成した。小学校の防犯授業で読み聞かせを行い、児童は「分かりやすくて面白い」とにっこり。署員は「連れ去りはどこでもあり得ることを、声を大にして伝えたい」と意気込む。

 紙芝居を手がけたのは、地域課の井口千明巡査長(32)。紙芝居「10(てん)ちゃんのかえりみち」は放課後に不審者に道を聞かれ、車に乗って案内してほしいと頼まれた主人公の10ちゃんが、「いかのおすし」を思い出して逃げ出し、無事に家族の元に戻る物語だ。原作の紙芝居が県警本部にあり、アレンジを加えた。読み上げでも、...

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