Jリーグの「秋春制」による2026〜27年シーズン開幕まで1年を切った。リーグ戦の開幕時期が現行の2月から8月に移る。Jリーグは降雪地域のクラブに練習施設整備などの支援を表明しているが、具体的な内容はいまだに明らかになっていない。新シーズンの冬までに施設整備は間に合うのか。取材を進めると、水面下で動きはあるものの、早期実現は不透明な現状が浮かび上がった。(運動部・片野透)
Jリーグは23年11月、秋春制への移行に向け、ある見解を示した。
日本サッカー協会などと協力し、降雪地域のクラブの練習環境整備や、シーズン移行に伴うキャンプ費用などを補塡(ほてん)し、その規模を100億円程度とする-。
しかし、...
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