新潟県出身の元ハンセン病患者の講演を聞く県立新発田病院付属看護専門学校の学生=群馬県草津町
新潟県出身の元ハンセン病患者の講演を聞く県立新発田病院付属看護専門学校の学生=群馬県草津町

 新発田市の県立新発田病院付属看護専門学校の2年生が、ハンセン病について学ぼうと群馬県草津町の国立ハンセン病療養所「栗生楽泉園(くりうらくせんえん)」を訪れた。学生たちは、新潟県出身の入所者と対面して思いをじかに聞くなどし、「差別や偏見を繰り返さないために正しい医療知識を身に付けたい」と決意を新たにした。

 学生の訪問事業は、新潟県出身の元患者を支援する県藤楓(とうふう)協会が主催した。新潟県出身の療養入所者は現在3人で平均年齢は91歳と高齢化している。

 ハンセン病は手足の末梢(まっしょう)神経まひなどの症状が出る感染症で、感染力は極めて弱い。...

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