ホテルの宿泊客に向けた「お茶のケータリング」=東京都千代田区
 ホテルの宿泊客に向けた「お茶のケータリング」=東京都千代田区
 「カネカ北川製茶」の日本茶の飲み比べ体験キット
 取材に応じる「カネカ北川製茶」の北川弘晃さん=2025年9月、静岡県島田市
 茶葉を持つ「カネカ北川製茶」の北川弘晃さん=2025年9月、静岡県島田市
 ホテルの宿泊客に向けた「お茶のケータリング」=東京都千代田区

 静岡県島田市で100年以上続く茶問屋「カネカ北川製茶」は日本茶の飲み比べ体験キットを発売して海外の展示会に出展するなど、新しい茶の楽しみ方を提案している。パーティーなどに出向いて茶を振る舞う「お茶のケータリング」も開発し、利用者からは好評だ。中心となって奮闘する4代目の北川弘晃さん(41)は「お茶を飲む時間のある生活を当たり前にしたい」と話した。(共同通信=柿沼亜里沙)

 家族で食事をする部屋は日本家屋で「茶の間」と言われるほか、ありふれた物事の例えとして使う「日常茶飯事」という熟語もあり、茶は生活の一部だった。ただ近年はペットボトル飲料の消費量の増加などで、家で茶を入れて飲む機会が少なくなっ...

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