
刃物を持った犯人役を取り押さえる海上保安官ら=新潟市中央区
国際旅客船内でテロ事件が起きたことを想定し、県警や新潟海上保安部などは、新潟市中央区の新潟西港中央埠頭(ふとう)でテロ対策の合同訓練を行った。不審物の回収や負傷者救助など緊急時の動きを確認し、各機関が連携を深めた。
新潟港の港湾関係機関でつくる「新潟港危機管理コアメンバー」が19日に実施し、今年で20回目。今回は東京入管新潟出張所や新潟市消防局など6機関の約100人が参加した。
訓練はテロリストが船内で乗客を切りつけ、異臭を放つ液体の毒をまいて船内を逃亡している想定で実施。防護服を着た県警機動隊員が液体入りのペットボトルを慎重に回収した。犯人役が刃物を振り回すと、海上保安官は「抵抗するな」と...
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