雨衣・作業服・長靴等販売の石沢商事(長岡市表町)が新潟地裁長岡支部から9月10日に破産開始決定を受けたことが25日、分かった。東京商工リサーチによると、負債総額は約2500万円。

 東京商工リサーチによると、1965年9月設立、法人歴59年余りの老舗企業。雨具の製造販売を祖業とし、のちに雨衣や作業服・長靴・地下足袋などの販売業として、官公庁や県内の小売業者向けに受注基盤を築いてきた。しかし、近年は量販店を中心に競合他社が乱立、過当競争で収益確保に苦慮してきた。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で販売環境が一段と低迷した。代表が健康を害したことも拍車をかけ、先行きの見通しが難しいことから今回...

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