大江湿原で見頃を迎えた草紅葉。黄色やオレンジ、茶色のじゅうたんが広がる。尾瀬沼のほとりには「三本カラマツ」が立つ

 湿原一面に黄金色の草木が広がる。尾瀬国立公園は「草紅葉(くさもみじ)」に彩られ、短い秋が訪れている。

 魚沼市を玄関口とした「尾瀬魚沼ルート」のプレスツアーが25日に行われた。奥只見湖から遊覧船とバスを乗り継ぎ、沼山峠(福島県檜枝岐(ひのえまた)村)で下車。1時間余り歩くと尾瀬沼だ。

 当日は曇りで時々雨がちらついたが、大江湿原では、草木の黄金色と周囲の針葉樹の濃緑のコントラストが鮮やか。青紫色のエゾリンドウも顔を見せた。

左から、鮮やかな青紫色が目を引くエゾリンドウ。沼山峠の森で赤い実を付けたナナカマド。湿原の木道脇に咲いたオクトリガブト

 尾瀬は...

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