
新潟東港のコンテナターミナル=2022年2月(本社ヘリから撮影)
県は30日、新潟市北区の新潟東港西ふ頭のコンテナターミナルで、強い毒を持つ南米原産のヒアリが約20匹見つかったと発表した。県内での発見は初。人的被害は確認されていない。県は、ヒアリがターミナル外に出た可能性は低いとみているが、見つけた場合は市町村などに連絡するよう呼びかけている。
県環境対策課によると、環境省が全国の港で定期的に行っている調査で26日、ヒアリと疑わしい約20匹が見つかり、専門家が29日に確認した。全て働きアリで繁殖能力のある女王アリはいなかった。駆除のため、発見場所と周辺に殺虫餌を設置した。
ヒアリは「要緊急対処特定外来生物」に指定されており、刺されると激しい痛みが生じ、死亡...
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