
商品を持つふじや食品の中島靖浩さん。「原料価格の上昇で大きな影響を受けています」と話す=福井県越前市
ふじや食品(福井県越前市)が生産する「スイーツ胡麻どうふ」の売り上げが伸びている。発売した2019年度に比べて2024年度の販売個数は約5・3倍に増えた。「スイーツ胡麻どうふ」を開発したふじや食品の中島靖浩(なかしま・やすひろ)さんは「最初は商品としての位置付けが中途半端で、おかずと勘違いしたお客さんから苦情が来ました」と振り返る。パッケージに「甘味」と明記することで状況が好転した。【共同通信=浜谷栄彦記者】
すりつぶしたゴマを原料とする「胡麻どうふ」は、もちもちとした食感が特徴で栄養バランスに優れている。もともと僧侶が食べる精進料理の一つだったといい「甘いもの」というイメージは薄かった。
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