
古墳時代の暮らしの痕跡が残る石港遺跡を見学する参加者=燕市渡部地区
弥生時代中期から古墳時代の集落跡とみられる燕市渡部地区の「石港(いしみなと)遺跡」で現地説明会が開かれた。4年に及ぶ発掘調査が本年度で終了するため、今回が遺跡を直接見学できる最後の機会。市内外から260人が訪れ、いにしえの人々の暮らしに思いをはせた。
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石港遺跡は大河津分水右岸の河川敷に位置し、南北230メートル、東西350メートル。分水路の改修工事に伴い、燕市教育委員会が2022年度から発掘調査を進めてきた。
これまでの調査で、古墳時代前期から後期まで約350年間集落が営まれたことが確認されている。柵や塀で居住地を四角く囲った「方形区画施設」が発見されているほか、...
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