
遺跡出土品展で市職員による解説を聞く来場者ら=燕市水道町1
新潟県燕市水道町1の燕市中央公民館で遺跡出土品展「出土品観察ラボ 痕跡からよみとく」が開かれた。2024年度の燕市内遺跡における発掘調査を速報展示。当時の暮らしぶりをしのばせる出土品の観察ポイントも紹介された。
燕市教育委員会の主催で、3月上旬の2日間、開催された。燕市内の遺跡で発掘された縄文時代から中世までの出土品約120点が並んだ。
燕市の文化財担当職員による説明会では、出土品に残る色や文様などに着目。墨で文字が書かれた墨書土器やすずり、特別な建物にしか使われなかった瓦の出土から「市内のどこかに古代の役所があったかもしれない」などと説明した。
2024年度の調査では、燕市渡部地区の石港遺...
残り145文字(全文:445文字)