
拉致被害者の曽我ひとみさんとオンラインで対話する上越教育大の学生ら=上越市山屋敷町
北朝鮮による拉致問題への理解を深めてもらう啓発セミナーが、上越市の上越教育大で開かれた。大学院で学ぶ教員ら4人が参加し、佐渡市の拉致被害者、曽我ひとみさん(66)とオンラインで懇談し、問題解決に向け教員としてできることを考えた。
県が主催し、上教大の拉致問題を学ぶ講義の一環として9月に実施した。
曽我さんは1978年8月に、共に拉致され行方不明となった母ミヨシさん=失踪当時(46)=から贈られた腕時計を見せ、「北朝鮮で心が折れそうになった時、この腕時計が励ましてくれた。故障したら母を心配し、無事を祈った」と家族の絆が支えだったことを語った。
参加者から「拉致問題が解決したら、どんな日朝関係を...
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