石井食品の「いつでもミートボール」
 石井食品の「いつでもミートボール」
 「能登半島地震で被災地へ届けた際には、お子さんを中心に喜んでもらえました」と話す石井食品の伊藤幸一郎さん
 「能登半島地震で被災地へ届けた際には、お子さんを中心に喜んでもらえました」と話す石井食品の伊藤幸一郎さん

 「日々の食卓に加えて非常時でも手軽に食べられるミートボールを提供したい」。石井食品が2024年2月に発売した「いつでもミートボール」が好調だ。従来の冷蔵品と異なり常温で1年間保存でき、希望小売価格は10個入りで216円。商品企画を担当した石井食品の伊藤幸一郎(いとう・こういちろう)さんに話を聞いた。(共同通信社=増井杏菜記者)

 2025年4~8月の販売数量は、2024年同期比で約3割増だった。元々は自衛隊の要望から生まれた。「親しみのある食品で、そのまま長期保存できるものをと開発しました」。その後、通信販売のみで提供。「新型コロナ禍では東京都の支援物資に採用されて反響があり、市販を決めました...

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