有名バリスタのドリップ再現！ダイニチ工業（新潟市南区）がコーヒーメーカー12月発売　暖房機器市場縮小…新たな柱に

　ダイニチ工業（新潟市南区）は、家庭向けコーヒーメーカーの新機種を１２月に発売する。熱湯を注ぐノズルが自動で動き、有名バリスタのハンドドリップ技術を再現する。好みに応じたドリッパーなどに交換することで、ドリップの速度を変えられる国内メーカー初の仕組みを導入した。主力の石油ファンヒーター市場が縮小する中、自社技術を生かした高付加価値製品を投入し、新たな柱にしたい考えだ。当初は年間１万台の販売を目標にする。

　ダイニチ工業は１９９７年に、暖房器具の技術を応用したコーヒー機器販売を始めた。当初は業務用が主力だったが、２０２３年に家庭向けの焙煎（ばいせん）機を発売。コーヒーメーカーの...