インタビューに答える米国防情報局(DIA)元職員のハリソン・マン氏(共同)
 インタビューに答える米国防情報局(DIA)元職員のハリソン・マン氏(共同)

 パレスチナ自治区ガザでの戦闘開始から2年がたった。米国防情報局(DIA)元職員のハリソン・マン氏(36)は、イスラエルが「戦争犯罪」を続ける現状を打破するために、米国や国際社会が外交圧力を加える重要性を訴えた。2024年6月に辞職した理由について、イスラエルへの手厚い軍事支援を継続する米政府の一員としてガザでの無差別攻撃に「加担したくなかったためだ」と振り返った。(ワシントン共同=新冨哲男)

 ―DIAでの仕事は。

 「国防総省傘下の情報機関のため、活動内容は中央情報局(CIA)に似ている。中東・アフリカ地域の担当部署に所属し、情報分析や幹部職員の補佐を担った。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦...

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