
オーストラリア・シドニーで、スマートフォンを見ながら歩く女子生徒=5日(共同)
オーストラリアが16歳未満の交流サイト(SNS)の利用制限という「社会実験」(地元紙)に乗り出した。友人との交流から情報収集、事務連絡まで人々の生活に浸透したSNS。世界各地で有害コンテンツから子どもを守る取り組みの模索が続く中、政府主導で対象を線引きした。歓迎の声が上がる一方、「つながりを絶たれる」「権利の侵害だ」といった批判も渦巻く。
▽とんとん拍子
「アルゴリズム(計算手法)に追い詰められることなく、より良い自分を目指しやすくする」。ウェルズ通信相は3日の講演で「法律は完璧ではない」と認めながらも導入する意義を強調した。
依存症、いじめ、性被害、自殺―。SNSが若年層に広がるにつれ、誘...
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