新潟県庁
県病院局は９日、直営１０病院の２０２５年度決算の赤字見込み額が、当初予算の２９億円から７億円悪化し３６億円になると明らかにした。患者数の減少による収入減が影響した。運転資金となる内部留保資金が２５年度末にも枯渇するリスクが高まっており、病院局はさらなる経営改革を進める。
赤字見込み額の修正は、９日の県議会９月定例会厚生環境委員会で示された。
県病院局は２５年度、坂町（村上市）、がんセンター新潟（新潟市中央区）の２病院でそれぞれ１病棟を減らすなど患者減少に伴う病院の規模、機能の縮小に取り組んだ。職員数が１００人減少し、給与費、診療材料費などの費用は当初予算から約１７億円圧縮できる見込みだ。
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