
華麗な連係プレー、豪快なゴール、選手とともに味わう勝利の喜び…。女子サッカーWEリーグに所属するアルビレックス新潟レディース(新潟L)は、J1アルビレックス新潟と同じエンブレムを胸に、サッカーを通じて新潟県を盛り上げ、元気づけようと日々奮闘している。そんな新潟Lをたくさんの声援で後押ししようと、10月13日のホーム戦でWEリーグになって初の来場者数1万人を目指す「1万人プロジェクト」が企画されている。
新潟Lは2023〜24年シーズンのカップ戦、24〜25年シーズンの皇后杯でそれぞれ準優勝。2季連続でタイトルにあと一歩のところまで迫った。リーグ戦でも、2季連続でクラブ最高成績の4位と好成績を残している。堅守を軸に全員で1点を取りにいく、魂のこもったサッカーはスタジアムを沸かせているが、ホームの来場者は2000人に満たない日が多い。集客面で苦しんでいるのが現状だ。
クラブはそんな状況を打破しようと、リーグ戦の10月13日第10節ちふれ埼玉戦(@デンカビッグスワン、午後1時開始)で「1万人プロジェクト」を企画。来場者1万人を目指し、PR活動を展開している。当日はスタジアムでさまざまなイベントも準備されており、プレーだけでは見られない選手たちの人柄も感じられる日になるだろう。
チケットは一部の席を除き、小中高生は前売り500円で、大人も1500〜3500円(いずれも当日500円増)。J1新潟のシーズンパスの所有者は無料観戦ができるなど、新潟Lのサッカーを生観戦するには絶好の機会だ。少しでも新潟Lを知って、現地での観戦をより楽しんでもらいたい。
今季の注目選手として挙げられるのは、...
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