岡村貢の功績や、江戸時代の地域の産業について学んだ出前授業=南魚沼市中
岡村貢の功績や、江戸時代の地域の産業について学んだ出前授業=南魚沼市中

 上越線の敷設に尽力した南魚沼市出身の岡村貢(1836〜1922年)に関する出前授業が、南魚沼市中の塩沢中学校で行われた。1年生約120人が岡村の功績や、江戸時代の塩沢地域の産業について学び、地元への理解と関心を深めた。

 岡村は石打駅に近い下一日市の出身。南魚沼郡長や衆院議員を務め、私財を投じて上越線の敷設を働きかけたことから「上越線の父」と呼ばれている。上越線は1931年9月1日に全線開通した。

 授業は鈴木牧之記念館(南魚沼市塩沢)の笛木孝雄館長(69)が講師を務め、9月29日にあった。笛木館長は、江戸時代に米や織物といった地域の産物を、馬や船などで運んでいたと説明。郷土の発展のため、岡村が...

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