東京V戦の前日練習に参加するJ1アルビレックス新潟の選手たち=17日、聖籠町
東京V戦の前日練習に参加するJ1アルビレックス新潟の選手たち=17日、聖籠町

 J1アルビレックス新潟は第34節の18日午後2時から、東京都調布市の味の素スタジアムで16位東京Vと対戦する。この節の結果次第では、第35節にJ2降格が決まってしまう可能性が高まる。何としても勝ち点3を獲得し、奇跡の残留劇に向けた第一歩を踏み出したい。

[アルビ試合前日リポート]もう自分たちには後がない…MF植村洋斗ら選手、監督の言葉を紹介

 新潟は4勝10分け19敗、勝ち点22の最下位。J1残留圏の17位横浜Mは勝ち点31で、その差は9。第35節終了時点で10差以上となれば、残りが3試合しかなく、新潟は降格圏の18位以下が確定する。

 14戦未勝利はクラブ史上ワースト3位の記録。救いは、2試合連続でゴールを奪えていることだ。ボランチが前線に上がり、得点に絡んでいる。入江徹監督は「リスク管理も大事だが、リスクを冒してでも点を取りにいかなければいけない状況がある」と強調する。

 リーグ戦は2週間ぶり。対する東京Vは堅守を誇り、ハイプレスで主導権を握ってくる。カウンターにも注意したい。

 MF植村洋斗は「もう後がない。勝ち点3しかいらないと思う」と語り、積極的にシュートを狙っていく構えだ。

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 「自分がサッカーをしてきた中で、1番難しい状態」。4カ月未勝利の状況を受け、DF舞行龍ジェームズは率直に語る。それでも「必ず成長できる部分はある」と最後まで希望を捨てていない。...

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