人気漫画の巡回展会場でIP事業の展望について話すエヌエスアイの中山大社長=新潟市中央区
人気漫画の巡回展会場でIP事業の展望について話すエヌエスアイの中山大社長=新潟市中央区

 新聞・出版物取次のエヌエスアイ(新潟市東区)がアニメや漫画などの知的財産を活用して収益を得る「IP事業」に乗り出した。紙関連の事業が低迷する中、新規事業への転換で売り上げ拡大を目指す。第1弾として、週刊少年チャンピオン(秋田書店)の人気漫画の巡回展「超!弱虫ペダル展(ミニ)新潟ステージ」を、新潟市中央区で開催している。

 エヌエスアイは1988年設立。新聞・出版物の小売店への取次や配送・商品管理事業を主軸に、まちづくり・スポーツ事業や動画制作事業など多角的な事業を展開してきた。2024年12月期の売上高は35億円。最盛期の売上高は40億円に上ったが、...

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