半壊の自宅で暮らすオサマ・アジュルさん=14日、ガザ北部ガザ市(共同)
 半壊の自宅で暮らすオサマ・アジュルさん=14日、ガザ北部ガザ市(共同)
 半壊の自宅で勉強するアジュルさんの娘たち=14日、ガザ北部ガザ市(共同)
 店の倉庫で暮らすハリディヤ・ムハイセンさん=14日、ガザ北部ガザ市(共同)
 破壊が広がるガザ北部ガザ市=14日(共同)

 パレスチナ自治区ガザでは停戦を受け、住民が避難先から「自宅」への帰還を進めている。イスラエル軍が8月から制圧作戦を進めた中心都市、北部ガザ市では大半の建物が破壊され、半壊の自宅やテントで暮らす人も少なくない。「復興まで何年かかるか分からない。子育てがあるから待っていられない」。ガザを離れると決意した家族がある一方、残り続けると誓う人もいる。

 ガザ市中心部のオサマ・アジュルさん(47)は10日の停戦発効後、半壊の自宅で生活を再開させた。イスラエル軍はガザ市を「イスラム組織ハマスの最後の拠点」とし、停戦まで中心部で攻勢を強めた。アジュルさんの自宅は停戦の数日前、イスラエル軍の攻撃により損壊した。...

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