
警察官をかたる男らに約2千万円相当の金地金をだまし取られたとして、長岡市の80代女性が27日までに、長岡署へ被害届を出した。長岡署は特殊詐欺事件とみて調べている。
長岡署によると、9月25日、女性宅に通信事業者を名乗る男女から「あなたの携帯電話が犯罪に使われている。携帯番号を教えてほしい」と電話があった後、刑事を名乗る男から「暴力団の男を逮捕し家を捜索し、あなた名義の携帯電話と通帳が出てきた。男の協力者として逮捕状が出ている」と連絡があった。検事を名乗る男からは「あなたのお金が犯罪収益金に換えられる恐れがあり、金を購入した方がいい」などと言われ、約900グラムの金地金を約2千万円で購入した。
10月3日に自宅の駐車場前に金地金を置くと、女が現れて持ち去った。数日後、連絡が取れなくなり、家族に相談して詐欺と気付いた。
◆金を買わせる手口、金融機関の警戒感薄める狙いか
県内では警察官をかたる人物らに金地金の購入を促され、だまし取られる特殊詐欺事件が相次いでいる。金地金の高騰傾向が...
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