「どこで人生を終えるんだろうと考えたとき、それは佐渡だった」と話す本間章子さん=佐渡市水津
「どこで人生を終えるんだろうと考えたとき、それは佐渡だった」と話す本間章子さん=佐渡市水津

 構成作家や映画制作者として国内外で活躍してきた新潟市出身の本間章子さんが今年、佐渡市水津に移住した。亡き祖父母が住んでいた家を整理しながら、新たな作品の材料を集める日々。ルーツを求めてやってきた佐渡を永住の地と決め、「いろいろ住んだけれど自分はここに根っこを張るんだ」と制作活動に励んでいる。

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 4、5歳の頃、祖父母宅に預けられて水津幼稚園に通った。高校時代までは毎年、夏休みを佐渡で過ごし、海水浴や釣り、ホタル狩りなど自然を目いっぱい楽しんだ。

 1990年に大学を卒業した後は...

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