
「SANSHIN 〜三線〜」の一場面((c)2021 Shoko HOMMA)
佐渡市在住の構成作家・本間章子さんが沖縄の三線(さんしん)職人を描いた自主制作のドキュメンタリー映画「SANSHIN 〜三線〜」が25日、東京都内で上映される。三線の音色に魅了され、製作現場に2年間密着した。一部は佐渡で撮影しており、新潟県内での公開も目指している。
新潟市出身の本間さんはフリーの構成作家として、首都圏で大手企業の広報やイベント企画などを手がけていた。2017年、地域の公民館のサークルで初めて三線を弾いた。かわいらしい見た目からは想像できない「エキセントリックな音と強力なボリューム」に引き込まれた。
当時は仕事で心身ともに疲弊していたが、三線を毎日弾くと、...
残り627文字(全文:917文字)