2025年に施行された「新潟県こども計画」や、独自の経済支援「新潟県こむすび定期」など、子育てを後押しする取り組みが広がる新潟県。そんな新潟県と、子育て支援に力を入れている東北電力、新潟日報社が実施する「親子みらい図鑑」は、毎年イベントを開催しています。

 今回は、絵本作家・イラストレーターのたかいよしかずさんが登場。子どもたちはワークショップを、大人はトークショーを楽しみ、会場には笑顔が広がりました。

ゲスト
絵本作家・イラストレーター
たかい よしかず さん

大阪府出身。「おはなし・くろくま」シリーズや「ようかいむら」シリーズなどを代表作とする絵本作家であり、Eテレ番組や商品のキャラクターデザインも手掛けるイラストレーター。見た人を元気付けられる作品を作ることがモットー。

司会
フリーアナウンサー
廣川 明美 さん

元新潟総合テレビ(NST)アナウンサー。絵本専門士、防災士の資格も持つ。NST「八千代コースター」やUX「まるどりっ! UP」等に出演。2児(8歳・2歳)の母でもある。

トークで学んでワークで楽しむ!
ハイブリッドイベント

 紅葉が見頃を迎えた11月15日(土)。新潟日報メディアシップに、子ども連れの家族が集まりました。今回はトークショーとワークショップを組み合わせたスタイルで、会場に広がるお絵描きスペースに子どもたちは期待でいっぱいの様子。ゲストは、絵本作家のたかいよしかずさん、司会は子育て中のフリーアナウンサー・廣川明美さんです。「家を見渡すと、すき家の『すっきー』やミキハウスの『音のでるおしごとえほん』など、たかい先生の作品があちこちにありました」と廣川さん。

 軽快なあいさつで語り始めたたかいさんは、自身を「ハッピークリエイター」と名乗り、「作ったもので人を喜ばせたい」という思いで活動しています。

 トークショーへ進む前に、子ども向けのワークショップがスタートしました。「色を塗りたいひと〜!」の掛け声で子どもたちが集まり、楽しそうな声がBGMとなって会場が一気ににぎわいました。

大好きな気持ちを
諦めなければ夢はかなう

 トークショーのテーマは「親子に伝えたい、ゆめのかなえかた」。はじめに、たかいさんの絵本作家への道のりが紹介されました。幼い頃から絵を描くことが大好きだったたかいさんは、自分よりも絵が上手な子に出会って落ち込みつつも、描くことをやめませんでした。「うまい人は山ほどいるので、早く知れてよかったです」と笑って振り返ります。

 夢は、マンガ家を出発点に、アニメーター、イラストレーターへと変わり、大学の教育実習をきっかけに「子どもたちに喜んでもらいたい」と絵本作家も目指すように。

 デザイン会社で働き始めてからは、作品が採用されない厳しい現実に直面。それでも、タッチを変えずに描き続けました。やりたいことを詰め込んで自費出版した本がきっかけとなり、絵本の仕事につながったといいます。「時間はかかったけれど、好きだから苦にならなかった。続けてきたから今があると思っています」

絵を描くことは
想像力や観察力を育む

 続いてのテーマは、絵本の力と楽しみ方について。読み聞かせのポイントについて、たかいさんは「抑揚をつけて読むのも良いし、『おしまい』をしっかり伝えることも大切」と話します。また、途中で止めてはいけないと思いがちですが、「どうかな?」と問いかけるのも、親子の時間を深める入り口になるそうです。

 廣川アナが「2歳と小学2年生では読んでほしい絵本が違うのですが、どうすればいいでしょう?」と尋ねると、「ぜひ、年齢に合わせて1冊ずつ読んであげてください!」とにこやかに答えていました。

 話題は絵を描くことにも広がり、観察力や想像力が育つこと、就学前の子どもの自由な発想こそ魅力だと教えてくれました。「歳を重ねるほど、子どもたちのように自由な絵を描くことが目標になってきました」とたかいさんは語ります。

 さらに、子どもの絵を褒めて、一緒に楽しむことの大切さにも触れました。例えば、手形を画用紙に押して「何に見える?」と考え、目を描き足すといった、親子の対話が広がるアイデアも紹介。

 「これからの時代に必要なのは、考える力。その一歩として、絵は子どもの想像力を大きく育ててくれるヒントになるはずです」というたかいさんの言葉が、来場者の心に響きました。

笑いあり、学びあり
子どもたちから質問が続々!

 終盤に行われたのは、質問コーナーです。子どもからの「絵がうまくなるには?」という質問には、「まずはたくさん描いてみよう。写し描きしてもいいし、面白いと感じるものを取り込んで」とアドバイス。中には、「カッパってなに?」というかわいらしい質問も。「カッパは妖怪の仲間で、僕はいると思います」と笑顔で返すたかいさんに、会場は和やかな空気に包まれました。

 質問が一段落すると、たかいさんは子育て中の大人たちにもメッセージを届けました。「小さい頃にいろんな体験をさせてあげてほしい。飽きても、やめても大丈夫です。その時に触れたものが将来の夢につながることもあるから、一緒にたくさん思い出をつくってください」と、優しく語りかけます。

 自身の経験にユーモアを交えたトークショーはあっという間に終了。その言葉の一つ一つに、子どもたちへの思いが込められていました。

パパ&ママからの質問が中心かと思いきや、次々と手を上げたのは子どもたち。絵本や絵についてはもちろん、さまざまな問いかけに、たかいさんは丁寧に寄り添いながら答えました

イベント終了後は、サイン会を実施。「くろくまくん」や「お化けギャルソン」などのキャラクターの中からお気に入りを一つ選び、サインを書いてもらいました

 

好きなイラストを、自由に色塗り!
お絵描きワークショップ

 トークショーと並行して、子どもたちはお絵描きワークショップに参加。たかいさんが描いた動物やキャラクターに、自由に色を塗っていきます。「楽しそうに塗ってくれてうれしいです!」とたかいさんもにっこり。イラストはボードに貼り合わせ、カラフルアートが完成!最後は、みんなで記念撮影をしました。

 

絵本の世界に引き込まれる子どもたち
廣川アナによる読み聞かせタイム

 絵本専門士の資格を持つ廣川アナによる読み聞かせタイム。紹介したのは「ようかいむら」シリーズの『ようかいむらのじごくえんそく』と、『クリスマス くろくま』の2冊です。物語の世界に引き込まれるような廣川アナの語りに続き、たかいさんからは制作秘話も。『クリスマス くろくま』には、 “隠れサンタ”がいるそうですよ。

参加者の声

  • 5歳の息子と2歳の娘が、ワークショップに参加しました。家でのお絵描きとは違う、のびのび描ける貴重な時間になりました。
    新潟市西区在住(30代)Y.Yさんご夫婦
  • 子どもたちの質問に、楽しそうに答えるたかいさんの姿が印象的でした。「くろくまくん」の絵本を、家で読むのが楽しみです。
    新潟市中央区在住(30代)T.Iさん
  • 豪快に絵を描く息子の姿がほほ笑ましかったです。ワークショップに熱中してくれたので、たかいさんのお話をじっくり聞けました。
    新潟市江南区在住(40代)I.Hさん
  • 絵本が大好きな息子が、10枚以上も色を塗って「楽しい」と喜んでいました。体験型で子どもも参加しやすい内容でした。
    見附市在住(40代)Y.Wさん

東北電力マスコットキャラクター「マカプゥ」が登場。子どもたちと記念撮影をしたり触れ合ったりと、楽しい交流の時間に

こども・子育て世代応援の取り組みご紹介

新潟県 こむすび定期事業

全てのこどもの誕生を社会全体でお祝いし、官民挙げて子育て世帯を応援します!
子育ての経済的負担軽減のため、1歳未満のお子様を持つ子育て世帯に10万円分の定期預金をお渡しします。

●支給対象
申請時点で本県に住所を有する1歳未満の子(県外からの転入者も含む)
※所得制限はありません。

●支給額
2年定期5万円、5年定期5万円+α(金利上乗せ等)

●申請期限
1歳の誕生日の前日まで
※令和5年4月1日以降に生まれた子で、1歳以上で県外から転入した3歳未満の子には5万円(3年間)の定期預金を差し上げます(申請期限は3歳の誕生日の前日まで)。

詳しくはこちらから
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kodomokatei/komusubiteiki-plus.html
(新潟県こむすび定期)

東北電力にいがた
次世代支援プロジェクト「放課後ひろば」

 東北電力は、次世代支援プロジェクト「放課後ひろば」のもと、地域の未来を担う子どもたちの個性や才能をのびのびと伸ばすことができる環境づくりに取り組んでいます。
 取り組みの一環として、ミニバスケットボール大会やフットサル大会への支援を行っている他、音楽の楽しさや素晴らしさを実感していただきたいという想いから「東北電力にいがた×新潟日報スクールコンサート」を開催しています。

詳しくはこちらから
子どもたちへの文化・教育支援|東北電力

●お問い合わせ
新潟日報社 地域ビジネス部
新潟市中央区万代3丁目1番1号
TEL:025(385)7432
(土・日・祝日を除く10時~17時)