
セネガルの首都ダカール沖合にあるゴレ島=8月(共同)
アフリカ大陸ではかつて、数千万人の人々が奴隷貿易で米大陸に連れ出されたとされる。その出発地点の一つだったのが、西アフリカ・セネガルの首都ダカール沖合にあるゴレ島だ。
8月、観光客でいっぱいの船に乗り、30分ほどかけて国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産にも登録されている島に着いた。
島には今も「奴隷の家」と呼ばれた送り出し施設跡が残る。海に面した出口の上に掲げられた看板には、かつて奴隷たちが背負わされた運命を暗示するように「戻らざる扉」と記されていた。
奴隷船に詰め込まれ、劣悪な衛生環境で命を落とした人は数知れない。島は訪れた黒人観光客たちが先祖の苦難の歴史をしのぶ場所だとてっきり...
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