H3ロケット8号機の打ち上げが失敗し、記者会見するJAXAの山川宏理事長=22日午後、鹿児島県の種子島宇宙センター
 H3ロケット8号機の打ち上げが失敗し、記者会見するJAXAの山川宏理事長=22日午後、鹿児島県の種子島宇宙センター
 鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられるH3ロケット8号機=22日午前
 鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたH3ロケット8号機が残した白煙=22日午前(共同通信社ヘリから)
 H3ロケットの主な打ち上げ予定(写真はJAXA提供)

 日本の基幹ロケット「H3」8号機が打ち上げに失敗し、信頼性に大きな傷が付く事態になった。原因を特定するまでは、自国だけで人工衛星や探査機を宇宙輸送できなくなる。H3では、成功すれば世界初となる火星圏からの試料持ち帰りを目指す探査機「MMX」の打ち上げも来年に予定されており、甚大な影響を及ぼす恐れがある。

 ▽衝撃

 「国民の皆さまのご期待に応えることができず、心からおわび申し上げます」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の山川宏理事長は22日、鹿児島県の種子島宇宙センターで開かれた記者会見で深く頭を下げた。

 H3はJAXAと三菱重工業が約2千億円をかけて共同開発した大型ロケット。今年6月に50号機...

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