被災家屋の解体が進み空き地が目立つJR双葉駅前=5日、福島県双葉町
 被災家屋の解体が進み空き地が目立つJR双葉駅前=5日、福島県双葉町
 福島県双葉町のJR双葉駅前でベンチを製作していた大学生ら(右側)に声をかける人たち=2日

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が出た福島県沿岸部の被災自治体では、住民が避難を余儀なくされ、ふるさとを喪失した。事故から15年が経過する中、徐々に避難指示は解除され、各地でゼロからのまちづくりが進む。しかし帰還住民は限られ、移住者を呼び込もうにも住宅不足など課題が山積する。事故前のにぎわいを再興する道筋は見通せない。

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 第1原発が立地する双葉町。かつて住宅などが立ち並んでいたJR双葉駅前は今、被災家屋の解体が進み空き地が目立つ。「何を作ってるの?」。3月初旬、一角で作業していた大学生らに近所の人が声をかけた。住民が集える広場にしたいとベンチを製作中で、通りかかった人も自然と輪に...

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