中国青海省海南チベット族自治州にある世界最大級の大規模太陽光発電所=2025年7月(共同)
 中国青海省海南チベット族自治州にある世界最大級の大規模太陽光発電所=2025年7月(共同)
 アフリカ・チャドの首都、ンジャメナに設置された太陽光パネル。再生可能エネルギーはアフリカでも増加傾向にある=2024年11月(共同)
 事故を起こした東京電力福島第1原発。事故は世界のエネルギー事情にも大きな影響を与えた=2011年12月
 九州電力の石炭火力発電所。日本では輸入化石燃料への依存が続いている=2025年4月、熊本県苓北町
 大林ミカ・自然エネルギー財団政策局長

 東京電力福島第1原発事故からの15年間で世界のエネルギー供給の姿は大きく変わった。太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーが急拡大し「エネルギー転換」と呼ばれる動きが進んでいる。一方で世界の原子力発電は停滞が続いている。この間の動きをデータで検証した。

 ▽石炭を超える

 ロンドンに本拠を置くシンクタンク「エンバー」によると、2011年には2%程度だった世界の太陽光と風力による発電量は24年には15%に達した。2025年の上半期には再エネの発電量が初めて石炭を上回った。

 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は2025年3月、2024年に世界で新たに建設された発電所容量の90%超を再生可能エネ...

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