停電の中でキャンドルをともすマリナ・パークホメンコさん(奥)とアリサちゃん=20日、キーウ(共同)
 停電の中でキャンドルをともすマリナ・パークホメンコさん(奥)とアリサちゃん=20日、キーウ(共同)
 停電となった室内でともされたキャンドルと点灯するクリスマスツリー=20日、キーウ(共同)
 停電の中、ベッドでアリサちゃん(左)に携帯電話で幼児向けの動画を見せるマリナ・パークホメンコさん=20日、キーウ(共同)
 停電の中、ベッドでアリサちゃん(左)に携帯電話で幼児向けの動画を見せるマリナ・パークホメンコさん=20日、キーウ(共同)

 冬本番を迎えようとするウクライナ各地で連日のように停電が続いている。ロシアがエネルギー施設を攻撃し、安定供給ができないためだ。首都キーウの市民は気温が氷点下となる夜間でも暖房や照明が使えず、不自由な生活を送る。「子どもが体調を崩したらどうしよう」。幼児を育てる母親は厳しい寒さを乗り切れるか不安を募らせた。

 20日午後7時過ぎ、マリナ・パークホメンコさん(35)が保育園を終えた長女のアリサちゃん(2)と共にパートナーの男性と暮らすキーウの集合住宅に帰った。キーウでは、ほぼ毎日計画停電がある。マリナさんが携帯のアプリで停電のスケジュールを確認すると、この日は午後9時からの予定だ。「早く夕食を作ら...

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