
シンポジウムで話す斎藤恭子さん(仮名)=1月、京都市中京区
脳性まひで車椅子を使う女性が病院で出産し、母子で退院しようとした際、養育上の懸念を理由に児童相談所(児相)が赤ちゃんを一時保護し、引き離した。児相はさらに、女性に対し、実家で長期間、両親と同居して子育てを手伝ってもらうよう要求した。
女性は働きながら京都府内のマンションで自立して暮らしていたが、やむなく実家に身を寄せた。「赤ちゃんを取り戻したい一心で受け入れざるを得なかった。自分で子育てする機会を最初から奪わないで」と憤る。児相の対応に波紋が広がる。
▽退院前日
「お子さんは預かりました。もうここにはいません」。病院で男児を産んで間もない斎藤恭子さん(仮名)は昨年7月29日、院内で児相の職員...
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