
オーストラリア・シドニーで携帯電話を持つ少女=11月(ロイター=共同)
オーストラリアで施行された16歳未満の交流サイト(SNS)利用禁止法と同様の動きが欧州やアジアでも出ている。いずれも子どもを有害コンテンツから守ることを目的とする。一方、表現の自由やデジタル技術・情報を適切に使う能力を養う機会を奪うとの批判がある。日本ではスマートフォンの長時間使用を食い止めようとする条例をつくった地方自治体もあり、試行錯誤が続く。
▽怪物
デンマーク政府は10月、15歳未満のSNS利用を禁止する方針を発表した。議会の支持もあり、早ければ2026年中に導入される。フレデリクセン首相はSNSに関し「怪物を解き放ってしまった」と強調する。ノルウェーは使用制限の対象を13歳未満から...
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