
携帯電話の契約が1千万回線を突破し、笑顔を見せる楽天モバイルの三木谷浩史会長=25日午後、東京都新宿区
楽天モバイルは、携帯電話事業の本格参入から5年8カ月で1千万回線を達成し、大手4位の地位を確立した。三木谷浩史会長の積極的な営業姿勢が奏功し、これまで傍観していた競合も一転し警戒感をあらわにする。ただインフラ事業者としての責任が大きくなる中、「アキレス腱」の脆弱な通信網の増強には巨額投資が欠かせない。急成長が続くかどうかは予断を許さない。
▽悲願達成
「単なる数字だが、大きな節目だ」。東京都内で開いた1千万回線の到達の記念イベントで三木谷氏は終始冗舌だった。年内の悲願達成に向け、9月には「低価格を継続する」と宣言。他社が基本料金の値上げに動いても「逆張り」の戦略を取った。
全国の携帯ショップ...
残り635文字(全文:935文字)












