
屋外でNPO法人「TENOHASI」が用意した弁当などの食料品を受け取る人々=13日、東京・池袋
コメなどの食費や光熱費といった物価の高騰が収まる気配を見せず、経済的に苦しい人の暮らしは厳しさを増している。年の瀬も不安が募るばかり。株価は高値が続いても、困窮者は日々の生活が精いっぱいで投資の余裕はない。冬休みは給食がなく、子育て世帯は食費の負担に悩む。行政機関が年末年始に閉まる中、民間団体は食料配布など支援に取り組む。
▽お祝いなし
「給食もなく、電気代と食費がかさむ」。関東地方に住むフリーランスの30代女性は頭を抱える。小学4年の長男(10)と暮らす。以前は正社員として働き、年収は400万円弱。離職者が相次ぎ業務が増えたことで体調を崩し、昨年3月に退職した。現在自宅で行うウェブ制作など...
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