
子宮にすむ乳酸菌のラクトバチルスの電子顕微鏡写真(株式会社サンテ研究所提供)
子宮にすむ細菌の集まり「子宮内フローラ」のバランスを薬で整えて妊娠しやすくする不妊治療が注目されている。子宮内に乳酸菌が多いと妊娠率が高くなることが近年国内外の研究で指摘され、フローラの状態を調べる検査は国の先進医療に認定された。専門家は有望な不妊治療になり得ると期待を寄せている。
▽ラクトバチルス
子宮や卵管、膣といった女性生殖器には体全体の9%の細菌が生息して独特の環境を保っている。そのうち子宮内の細菌は膣の1万分の1~100分の1と少ないため検出が難しく、長年無菌だと考えられていた。子宮にもフローラ(細菌叢)があると分かってきたのは、ゲノム(全遺伝情報)の解析技術が発達した10年ほど前...
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