
1月、スイスで開かれたダボス会議に合わせて会談したトランプ米大統領(前列右)とウクライナのゼレンスキー大統領(左)。トランプ氏の娘婿クシュナー氏(奥)が部屋に入ろうとしている(ウクライナ大統領府提供、ロイター=共同)
ロシアのウクライナ侵攻を巡る米国の仲介は突破口が見えない。双方がトランプ米大統領の機嫌取りに終始し、交渉は回数を重ねただけ。11月に中間選挙を控える米国が和平合意期限を今夏に設定したとの見方もあり、ウクライナでは時間切れへの焦りがにじむ。戦争は5年目に入る。ロシアは一切の妥協を拒み、兵士の損失をいとわず領土拡大に固執している。
▽胸中
「米国が譲歩を持ち出すとき、ロシアではなくウクライナに対して言うことが大半だ」。ウクライナのゼレンスキー大統領は今月、ドイツのミュンヘン安全保障会議で演説した際、トランプ政権への不満を口にした。
トランプ氏に振り回されながらも、対米関係維持を優先してきたゼレン...
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