南ベトナムへの空爆に向かうA―4スカイホーク3機と、A―6イントルーダー(上)=撮影日時不明、米海兵隊所蔵
南ベトナムへの空爆に向かうA―4スカイホーク3機と、A―6イントルーダー(上)=撮影日時不明、米海兵隊所蔵
党首討論で答弁する高市早苗首相=2025年11月26日、国会
取材に応じる九州大の中島琢磨教授=2025年9月4日、東京都大田区
パリ国際航空ショーで飛行するF-35A戦闘機=2025年6月、パリ郊外(ゲッティ=共同)
朝鮮労働党創建80年の軍事パレードに登場した新型大陸間弾道ミサイル「火星20」=2025年10月10日、平壌の金日成広場(朝鮮通信=共同)
ホワイトハウスでの佐藤栄作首相・ニクソン大統領会談=1969年11月19日(共同)
海から臨む岩国基地=1974年10月

 米軍岩国基地(山口県岩国市)の航空部隊が1971~74年、沖縄で核兵器による攻撃を想定した訓練を重ねていたことが、機密解除された米国の公文書で分かった。背景を探ると、ベトナム戦争で疲弊した米軍の再編や、ソ連との戦略核制限交渉に追われ、余裕を失いつつあった米国の事情が垣間見える。専門家は「軍事力の低下を戦術核で穴埋めする必要があった」と説明する。

 当時のニクソン米大統領は、同盟国に提供する「核の傘」を維持した一方、自衛の努力を要請。現在、トランプ大統領も同盟国に応分の負担を求めている。2月の衆院選で大勝した高市早苗首相は、歴代内閣が堅持してきた非核三原則の見直しに着手するのか。持ち込みを容認す...

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