
握手するトランプ米大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=28日、米南部フロリダ州パームビーチ(ロイター=共同)
米ウクライナ首脳会談は、ロシアとの和平案で最大の壁となっている東部ドンバス地域(ドネツク州とルハンスク州)の領土問題を進展させられなかった。トランプ大統領は南部フロリダ州で会談に臨む直前に電話会談したプーチン大統領に機先を制され、再びロシアへの融和姿勢を際立たせた。戦闘の終結は見通せない。
▽溝
フロリダ州のトランプ氏の私邸「マールアラーゴ」。ゼレンスキー大統領と昼食をともにした28日の首脳会談後の共同記者会見でトランプ氏は「非常にうまくいったと言いたい。ほぼ全ての議題を話し合い、大きな進展があった」と誇示した。
だが、ドンバス地域の領土問題は「合意したとの言葉は強すぎる」。欧米が戦闘終結後...
残り772文字(全文:1072文字)













