ベネズエラの首都カラカス近郊でのイベントに参加するマドゥロ大統領(中央)=2025年12月28日(ロイター=共同)
 ベネズエラの首都カラカス近郊でのイベントに参加するマドゥロ大統領(中央)=2025年12月28日(ロイター=共同)
 ベネズエラの首都カラカスで、クリスマスの祝祭イベントに参加するマドゥロ大統領=2025年12月23日(ロイター=共同)
 中南米の主な政治状況

 西半球の支配強化を唱えるトランプ米大統領が南米ベネズエラ攻撃に踏み切り、反米左派マドゥロ大統領を拘束したと発表した。米国への麻薬流入阻止を掲げるが、国際法違反との指摘も意に介さず力ずくで体制転換を図る「砲艦外交」に国際社会から厳しい目が向けられるのは不可避。ベネズエラの将来は全く見通せず、危険な賭けだ。

 ▽麻薬組織リーダー

 「大地が揺れた。恐ろしい。爆発音が鳴り、飛行機の音も聞こえた」。会社員の女性(21)は声を震わせながら、未明の攻撃の様子を米メディアに証言した。軍事基地から煙が上がり、停電も起きるなど首都カラカスは大混乱に陥った。

 トランプ政権はマドゥロ氏を麻薬密輸テロ組織のリーダーと一...

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