検察の対応に批判が出た主な事件
 検察の対応に批判が出た主な事件

 再審無罪や不当な取り調べが相次ぐ中、検察当局が誤った証拠の即時撤回などを求める通知を出した。福井中3殺害事件などのずさんな立証活動へ批判が高まったことに対応を迫られ、再発防止へ向け重い腰を上げた形だ。検察としては異例の対応ながら、法務・検察内部には「当たり前だ」との受け止めも。信頼回復への道のりは遠い。

 ▽体質

 「不利益な事実を隠そうとする意図があったと言われても仕方がない。罪深い不正の所為だ」。昨年7月、前川彰司さん(60)を再審無罪とした名古屋高裁金沢支部判決は、検察を指弾した。

 問題視されたのは、有罪立証の柱とした知人証言の裏付け捜査だ。検察は1989年のテレビ局への照会で誤りを把握し...

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