ヘグセス国防長官(左)、国防総省(右)、ロサンゼルスの抗議デモ対応に派遣された後、訓練を行うカリフォルニア州兵(上)のコラージュ
 ヘグセス国防長官(左)、国防総省(右)、ロサンゼルスの抗議デモ対応に派遣された後、訓練を行うカリフォルニア州兵(上)のコラージュ

 第2次トランプ米政権は国防総省を「戦争省」と呼ぶ。ヘグセス長官は「剣を振るう準備はできている」と宣言した。「麻薬密輸船」の取り締まりに軍を投入し100人以上を殺害、ベネズエラ攻撃に踏み切った。国内で地元の反発を無視して都市部に州兵を派遣し、治安対策をアピール。国内外で合法性や政治利用への懸念が広がり「最強の軍隊」が揺れている。

 ▽不安

 「根拠があいまいな命令や歯止めのない権力行使に不安を感じる」。2025年12月、米軍人の男性が取材に打ち明けた。米兵の法律相談窓口を運営する民間団体「オーダーズ・プロジェクト」によると、第2次政権発足後に相談件数は増加傾向にある。「作戦に異論があっても賛同する...

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