年頭の記者会見をする高市首相=5日、三重県伊勢市
 年頭の記者会見をする高市首相=5日、三重県伊勢市
 ベネズエラ攻撃を巡る日本政府の現状と課題
 記者会見する木原官房長官=6日、首相官邸

 米国によるベネズエラ攻撃から1週間が経過した。同盟関係を重視する高市政権は米国の軍事行動に対する賛否の表明を避け、ベネズエラの民主化を注視するだけにとどめている。「力による平和」を掲げ、法の支配の原則を揺るがすトランプ米政権に対し、高市早苗首相は存在感を示していない。日本が国際社会で展開してきた価値観外交は試練を迎えている。

 ▽非難せず

 「わが国は直接の当事者ではなく、コメントは差し控える」。木原稔官房長官は6日の記者会見で、国際秩序への影響を問われるとそう答えた。9日の外交に関する自民党会合に出席した外務省幹部は、国際法違反かどうかを安易に断定するのは控えたいと説明した。

 政府内では早くか...

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