
日銀が利上げ方針を掲げる中、国債の価格下落による含み損拡大が地銀経営のリスクに浮上した。米国債の価格が下落した際は、米国の銀行が破綻して国際的な金融不安に発展した。日本では直ちに金融混乱に直結するとの見方は少ないが、体力の乏しい小規模な地銀の経営が悪化すれば、地域の資金需要に応えられなくなる懸念がある。
▽最大の赤字
米国では2023年、シリコンバレー銀行(SVB)などが破綻。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げで保有する米国債の含み損が膨らんだためだ。金融不安から世界の株式市場では株価が急落。日銀やFRBなど6中央銀行は、市場でドルを調達できない金融機関が出ないよう、市場へのドル供給...
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