集まった署名を前に、スイスの核兵器禁止条約参加を訴えるNGO関係者ら=2025年12月、スイス・ベルン(共同)
 集まった署名を前に、スイスの核兵器禁止条約参加を訴えるNGO関係者ら=2025年12月、スイス・ベルン(共同)
 核兵器禁止条約への参加をスイス政府に訴える、NGOや市民団体の関係者=2025年12月、スイス・ベルン(共同)
 過去の核兵器禁止条約締約国会議にオブザーバー参加したNATO加盟国

 発効から22日で5年となる核兵器禁止条約が欧州で逆風に直面している。ウクライナ侵攻を続けるロシアの脅威が増す中、米欧の核同盟である北大西洋条約機構(NATO)加盟国だけでなく、永世中立国スイスも条約と距離を置く姿勢が鮮明に。条約実現の原動力となった非政府組織(NGO)など「草の根」の活動は健在で、支持拡大へ懸命の努力を続けている。

 ▽配慮

 「人道国家として知られるスイスがどうして条約に参加しないのか」。昨年12月、スイスの首都ベルン。広島、長崎の被爆者と連携し条約成立に尽力したNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)や市民団体の関係者が、条約参加を支持する約13万人分の署名を前に気勢...

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